雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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革堂(京都市中京区)

革堂

○データ
・書(左):一条かうだう(こうどう=革堂)
・(右):西国十九番札所

○みどころ
同じ石柱に刻まれる二つの書。書者が違うのか、そのスタイルの 違いは一目瞭然です。
左の書はどちらかといえば力の抜けたような感じ。特に最後の「う」 の字の最終画は、最後の一字と言うのに力の抜け具合がひしひしと伝わってきます。
転じて右の書は癖が強いのか、「九」の字の払いやはね、「所」の字の 最終画全体が水滴のようになる姿など、気になるところが多い。
全体に収まりが長方形・正方形で入っている分、「九」の字の屈折した 収まりは特に気になるところです。

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