雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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仁徳天皇(にんとくてんのう)

仁徳天皇

○撮影場所:愛知県半田市 乙川祭り西山神楽車
○制作年代:明治43(1910)年〜昭和23(1948)年 初代彫常
いわゆる「国見」の光景。仁徳天皇が高台から竈の煙が上がる村を眺める。

■概要
第16代天皇。『古事記』『日本書紀』によれば善政を敷いたとされ、また日本最大の大仙陵古墳は 仁徳天皇陵とされている。
善政のうち、いわゆる「民のかまど」は、ある日、高台から天皇が国見をしたところ、 竈の煙がたっておらず、心を痛めた天皇は三年間の徴税を停止。三年後、再び高台から国見をしたところ、 竈の煙は多くたち、「百姓富めるは、朕が富めるなり」と言った、という話である。

■図像
・鳥山石燕『絵事比肩』(安永6【1777】年序)には「民のかまど」が描かれている。
此時世の中太平にして、五穀みのれり、一日(あるひ)、天皇高楼に登り、民家を望みゐひて
高き屋にのぼりてみれば煙たつ民の竈はにぎはひにけり

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