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有栖川宮流の書
有栖川宮流の書とは、霊元天皇(1654〜1732)第17皇子職仁〔よりひと〕
親王(1713〜1769)によって創始され、その後幟仁〔たかひと〕親王
(1812〜1886)によって大成された書流です。残念ながら有栖川宮家は断絶、
今には至りませんが、その書流は現在、秋篠宮文仁親王、常陸宮妃によって継承されています。
書の姿は墨の色濃く、起筆は素直に、収筆で何かしらの力を入れるのか、
非常に丸みを帯びた姿になります。いわゆる和様の書となりますが、唐様の空気も
見えなくはありません。
有栖川宮熾仁親王(天保6〔1835〕〜明治28〔1895〕)の書
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