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飛鳥寺石柱(奈良県明日香村)
○データ
・書:飛鳥大佛
・年代:寛政4(1792)年
○みどころ
石柱にバランスよく「飛鳥大佛」の四字が
配されており、しかも中心線がぶれていないので
どっしりとした感があります。
一字一字を見ていくと「飛」、「鳥」や「佛」の転折部は
肩をよく張っており、特に「鳥」の転折部は少し極端なまでに
しているところが目立ちます。
「大」の字2画目起筆はドンと置いた姿がまざまざと。
「佛」は整え方が難しい姿ですが、右下に重心を置き、綺麗な姿です。
ちなみにこの石柱の台座石は飛鳥寺の礎石を使ったものといわれています。