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金岡薬店(富山県富山市)
○データ
・書:丹虚堂
・筆者:日下部鳴鶴(書家 1838〜1922) ・年代:明治43(1910)年 73歳
・なお、原本は向かいの金岡家に額装されている
○みどころ
明治の三筆と称され、近代日本の書を築いたといわれる日下部鳴鶴の書です。
一般的に厳しい書を書いたといわれますが、この書を見ると一種の震えがあるように
見えてきます。「丹」の字の1画目などはまるで刃物の波紋のようです。
スピードを入れるところはスピードを入れ、(「丹」の字の2画目など)力を込めるところ
は力を込める(「丹」の字の横画など)という姿が、みえてきます。