ホーム>書の間>書の風景>寺院の書>萬福寺総門
萬福寺 総門(京都府宇治市)
○データ
・書:第一義 ・筆者:高泉性敦(萬福寺第五代 禅僧 1633〜1695)
・年代:総門建立が寛文元(1661)年なので、その時か。
○みどころ
それぞれの点を見るとほぼ同じ姿をしており、単純さは
否めませんが、勢いは感じ取ることができます。若干右上がり
であるのは、自然な姿。萬福寺でまずお目にかかる額です。
この書は高泉が何度も書き改めたといいます。「萬福寺の総門を飾る
のに相応しくない」と弟子である大随道機にひたすら言われ、大随がトイレに
行っている隙にこれを書き上げた、といわれています。