○データ ・書:成田山 ・筆者:道恕(安井門跡・東大寺別当 1661〜1733)
○みどころ 起筆が露わに、送筆に揺らぎがある姿です。 Sの字のように起筆・送筆・収筆をするのは和様の書の特徴ですが、 一度誇張を加えるとこのような姿が現われます。 特に「山」の字はその姿がよく見えており、1画目(通常筆順は2画目) は起筆がややもすれば鳥の頭のようにさえ見えます。