○データ ・書:灌花縦目 ・筆者:有栖川宮熾仁親王(1835〜95) ・年代:明治13(1880)年 45歳の時の書
○みどころ 有栖川流は、どうやら墨が濃いようです。 故高松宮喜久子妃殿下の短冊(仁和寺蔵)もとても墨が濃い発色をしていました。 勢いがあるように見えるのですが、墨の色からか、重々しい感じさえしてきます。 和様の特徴をふんだんに含めているといえましょう。