この書は銖、貨、豊、富の字を金錯書という形で書いてあるものです。 これはまだ判読しやすい姿です。 『篆隷文体』によると、周の時代から貨幣に使っていた書体がこの 金錯書であるとあります。確かに、古代中国の貨幣をみますと、このような姿の字があります。