この書はキョウ(龍に共)、襲、乾、法の字を小篆という形で書いてあるものです。 篆書にしては筆の勢いがありますが・・・。 『篆隷文体』によると、秦の宰相李斯(?〜紀元前210)が、当時いろいろ あった書体(チュウ文なども含みます)を簡略化したりして統一したもの だとあり、史実でもおおむねそういわれています。 篆書の元祖、とでも言いましょうか。