この書は羅、列、衆、物の字を倒韭書というので書いたものです。 なんとなくそれぞれの字に見えなくもありません。 『篆隷文体』には務光という仙人が韮(にら)を植えていたところ その葉をモデルにして書いたとあります。 韮の葉に似ているかはともかく、篆書の変形のひとつであると 解釈することができるかと思います。