○データ ・書:薬師堂
○みどころ いわゆる雑体書で書かれたもので、どの字も起筆・終筆が誇張された 書き方となっています。「薬」の字の左右払い部分と「堂」の冠部分など はほぼ同じ姿。普通には書かない書き方だからこそ目立ちます。 特に見るべきは「師」の1,7画。起筆部分が鳥の頭を、送筆、終筆部分に かけて鳥の身体を形成しています。これこそ雑体書の醍醐味、絵なのか書なのかという 危うい境目を行き来する姿です。