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吉野山発心門〔銅の鳥居〕(奈良県吉野町)
○データ
・書:発心門(ほっしんもん)
・筆者:伝説では弘法大師空海
(774〜835)
○みどころ
見ての通りの雑体書、何者かがうごめいているような表現です。
雲書のようにも見えますが、なにやら荒々しい。
「門」は雑体書では足を踏ん張るかの表現が多いですが、ここでもそれに違わず
踏ん張っているかのよう。「心」は渦巻くような姿。
ここは吉野山の第一関門、神仏に帰依する心をここで
起こして、先を行くのです。