雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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国泰寺 開山堂(富山県高岡市)

国泰寺開山堂

○データ
・場所:富山県高岡市 国泰寺開山堂
・書:酬恩堂
・筆者:三条実美(公卿 太政大臣 1837〜1891)

○みどころ
鋭く、力のある書です。骨がしっかりしている、といいましょうか。
「酬」(報いるという意味です)の字の最終画はまさにトン、スー、トンの三折法。 そして縦画は柱のように太く、横画は細く、楷書の基本をいくものと思います。
なよなよとした感じのしない、維新を乗り切った公卿らしい書と言えるかもしれません。

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