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智積院 講堂(京都市東山区)
○データ
・書:講堂
・筆者:藤井龍心(智積院65世化主 1903〜1998)
・年代:筆者91歳とあり、講堂の完成と考えて平成7(1995)年
○みどころ
相反する書の姿、と言いましょうか。「講」の字は筆の軌跡がかすれによって見え、
とくにつくりの下部は回転に回転を重ねている姿がまざまざと見えます。
対して「堂」の字はどっしりと、まるで地面から木が生えるような姿。最終画が
支えとなって上を支えている姿が見えてきます。