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東福寺 仏殿(京都市東山区)
○データ
・書:毘盧寳殿(びるほうでん)
・筆者:賀陽宮恒憲王(1900〜1978)
・年代:昭和9(1934)年、34歳
○みどころ
全体的に詰まった感じが見えますが、これは例えば「寳」
の字の貝の部分のように画の全てが密着しているからでしょう。
逆に「毘」の字の田の部分の左上角はやけに開いており、目立ちます。
鋭さなどは見当たらず、どちらかといえばぼってりした感じが見えるのは、
皇族の書の特徴、といえるかもしれません。