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東福寺 三門(京都市東山区)
○データ
・書:妙雲閣
・筆者:足利義持(室町幕府4代将軍 1386〜1428)
・年代:応永年間(1394〜1428)
○みどころ
「妙」の字が玄に少をあわせていますが、これは異体字で、禅の道場に女性は
さまざまな障害になる、ということから額にこの字を用いたといわれます。
さて、書についてですが、全体的に丸みを帯びた感じがします。起筆や終筆に
厳しさがなく、しかも画はたわみなどが一切なく、まるで棒をとん、とんと置いたような姿。
「雲」の点に至っては可愛らしささえでています。