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永光寺 山門(石川県羽咋市)
○データ
・書:洞谷山(とうこくさん)
・筆者:月舟宗胡(禅僧 1618〜96)
・寛永の再建以降のものか
○みどころ
禅僧の書ですが、唐様の空気が強い書です。江戸時代の禅僧の書は
墨蹟といわれ、画一化した太い画が特徴なのですが、それの特徴とは逆に
スマートな感じさえ漂います。
「洞」「谷」の口部分は2画目がこれでもかといわんがばかりに転折していますが、
「山」はあまりにもあっさりしているようにみえます。