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梅福(ばいふく)

梅福

○撮影場所:栃木県日光市 日光東照宮陽明門
○制作年代:寛永13(1636)年
『列仙全伝』には青鸞に乗る、とあるが、挿絵でも鳳凰と鸞の区別はつかない。
この図像も後ろの植物が桐であるから、鳳凰に乗っているということになる。

■物語
梅福は中国前漢時代の人である。もともとは役人であったが王莽(紀元前45〜紀元後23) の専制に嫌気がさし、仙人となるために諸山遍歴の旅に出た。
空同仙君に教えを請いつつ、飛鴻山で庵を結んで修行した結果、金童玉女が青鸞を 連れて梅福の前に現れた。梅福は青鸞に乗って天空に飛び去ったという。

■図像
・『有象列仙全伝』(慶安3【1650】年刊)
・林守篤『画筌』(正徳2【1712】年自序、享保6【1721】年刊)

出典・参考

・『列仙全伝』三(青鸞に乗る梅福の姿が描かれている)

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