○撮影場所:東京都葛飾区 柴又帝釈天(題経寺)帝釈堂
○制作年代:大正末期〜昭和9(1934)年
■概説
法師は法華経を信じ、広めるもの全員を指す。
法華経を信じる者の修行として経を持つこと、
経を唱えること、経を暗誦すること、経を解説すること、
そして写経することがあげられるが、これを行うことにより、鬼神や
羅刹が味方し、守護してくれると言うのである。
・『法華経』陀羅尼品第二十六(岩波文庫『法華経』下)
諸の羅刹女は、この偈を説きおわりて、仏にもうして言わく、「世尊よ、
われらもまた、当に身自らこの経を受持し、読誦し、修行せん者を擁護して、
安穏を得、諸のわずらいを離れ、衆の毒薬を消さしむべし」