汝陽王(じょようおう)
○撮影場所:富山県富山市 八尾曳山祭東町山
○制作年代:寛政11(1799)年
○出典:飲中八仙歌
車をじっと見ている人物。麹(こうじ)を乗せた車をみて、よだれを垂らしたという。
■概要
「飲中八仙歌」の2番目に出てくる人物。
玄宗皇帝の兄の子で、特に気に入られていたという。
ところが歌によると、三斗の酒を飲んでから朝廷に出仕し、しかも、麹(こうじ)
を乗せた車を見て涎(よだれ)を垂らし、挙句には酒の泉が出た場所に領地替えを
願い、叶わなかったので恨み節を言う始末、とある。