○撮影場所:
富山県氷見市 氷見祇園祭南中町山
残念ながら、孔子といわれないとわからない風貌。
基本的には髯を生やし、中国の装束をしていればそれに該当するが、
それだけだと図像的特徴にならない。
※参考図版:三聖の図
新湊曳山祭立町山の孔子
■概要
前551〜前479。儒教の祖。
儒教というと堅苦しい感じがするが、これは特に
江戸時代以降の傾向(政治に適応するように儒教の都合のいいところ
だけ抽出・解釈)で、実際に孔子の言行録である
『論語』を読むとあたりがよく、また、
気高き理想を持ち、それを実現しようとした姿
がみえてくる。
孔子廟(湯島聖堂)などへ行きますとまつられる対象としての
孔子が必ずいる。
■来歴
儒教は日本に古くから流入しているが、特に広まったのは江戸時代であろう。
孔子廟には必ず祀られるし、『論語』などで孔子の名は爆発的に広まったのでは
なかろうか。