○撮影場所:愛知県半田市 協和地区西組協和車
○制作年代:昭和5(1930)年
『太平記』にある「桜井の別れ」である。装飾彫刻で使われる場面は、これが定番。
近代以降に見受けられる。
■概要
?〜延元元(建武3)(1336)年。後醍醐天皇の側近として活躍し、主に
ゲリラ戦法を得意としたという。後醍醐天皇を裏切る事無く仕え、南朝の忠臣、また大楠公
と称された。戦前はあまりにも有名な武将であった。
装飾に使われている場面は「楠公父子桜井の別れ」といわれ、足利尊氏との戦を前に、
楠正成と息子正行が桜井の駅にて今生の別れをするというところである。
・『太平記』