○撮影場所:
愛知県半田市下半田 南組護王車
○制作年代:明治31(1898)〜34(1901)年初代彫常
新田義貞とくれば稲村ケ崎で黄金の太刀を投げ入れ、海が干上がりそこから進軍した という逸話が有名。
■概要
正安3(1301)年〜延元3【建武5】(1338)年。
鎌倉時代末期から南北朝時代の武将。鎌倉幕府の御家人であったが幕府に反旗を翻し、
滅亡へと追い込んだ立役者。
建武新政以降は後醍醐天皇に忠誠を尽くし、南朝の主力であったが、越前にてあえなく敗死
してしまう。
明治時代、南朝の武将たちは再評価され、楠木正成や児島高徳とともに英雄、忠臣扱いを受ける。
それによって装飾彫刻にも用いられている。
■特徴
彫刻では稲村ケ崎で黄金の太刀を投げ入れた場面が使われている。鎌倉攻めの時、稲村ケ崎で
黄金の太刀を投げ入れると、海が干上がり、そこを利用して鎌倉に攻め入って勝利を収めたという。