○撮影場所:栃木県日光市 日光東照宮陽明門
○制作年代:寛永13(1636)年
寒山・拾得・豊干禅師・そして虎がそろって眠るさま。
■概要
行動する時に常に虎を伴っていたという豊干禅師、その弟子とされる
寒山・拾得(3人とも唐時代、天台山国清寺にいたとされる)が虎ととも
に眠るさまを「四睡」という。これは禅の真理を表わしている、といわれる。
なお、豊干は虎を伴う姿で、寒山・拾得はセットでそれぞれ画題となっている。
特に寒山・拾得は有髪で笑みをたたえる姿が有名。
■図像
・林守篤『画筌』(正徳2【1712】年自序、享保6【1721】年刊)