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董永(とうえい)

董永

○撮影場所:富山県富山市 八尾曳山祭今町山
○制作年代:慶応3〜明治7(1867〜1874)年
天女と男、それから反物。董永は父に対する孝行が天に認められた。
・その他董永の姿:新湊曳山祭奈呉町山

■物語(中国二十四孝)
董永は幼時に母に先立たれ、足の不自由な父の面倒を見ながら雇われ農夫 をしていた。
ある日、父が亡くなり葬儀をしようと思ったが、お金がなく、自分の身を借金の 担保にしてお金を作り、葬儀を営んだ。
その後、董永が歩いていると美女がおり、董永の妻になると言い出した。その美女、 妻になってから一ヶ月で絹を300疋織り、あっという間に借金を返済、董永は自由の身になった。
美女は天上の織姫で、天帝が董永の孝に感じ入り、織姫を遣わしたのだ。

出典・参考

・中国二十四孝 董永(日本古典文学大系『御伽草子』)
董永は、いとけなき時に母に離れ、家貧しくして、常に人にやとはれ、農作をし賃を とりて日を送たり。父さて足もたたざれば、小車をつくり父を乗て、田のあぜに置いて養たり。 ある時父に後れ、葬礼をととのへたく思ひ侍れども、もとより貧しければ叶はず。されば料足十貫に 身を売り、葬礼を営み侍り。偖かの銭主のもとへ行けるが、道にて一人の美女にあへり。かの董永が妻に なるべしとて、共に行て、一月にかとりの絹、三百疋織て主の方へ返したれば、主もこれを感じて、 董永が身をゆるしたり。其後、夫人董永に云様は、「我は天上の織女なるが、汝が孝を感じて、 我をくだしておひめを償はせり」とて、天へぞ上りけり。

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