○撮影場所:富山県富山市 八尾曳山祭東町山
○制作年代:寛政11(1799)年
○出典:飲中八仙歌
酒は見当たらないが、髪を振り乱し、筆を持つ様子から判断できる。
■概要
「飲中八仙歌」の7番目に出てくる人物。
書の世界では草書に巧みであったことから「草聖」と呼ばれ、筆跡もいくらか
残っている(この図像では草書ではなく、隷書のようなものを書いています)。
「飲中八仙歌」には筆を持つ前に3杯酒を飲み、王侯貴族の前であるにもかかわらず
帽子をとり、髪を振り乱し(これは非常に失礼な行為に当たる。)、雲や煙が
上がるような勢いで筆を進めたという。