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海老江曳山祭 東町(ひがしまち)

東町

○データ
・名称:東町
・創建不明、現存は安政4(1857)年再建
・昭和8(1933)年改修(飾金具)
・昭和49(1974)年改修(塗装)
・昭和50(1975)年改修(飾金具)
・昭和55(1980)年改修(標識、塗装)

○写真
前面の彫刻  後面の彫刻
向かって左面の彫刻  向かって右面の彫刻

○メモ
東町曳山は海老江曳山の中でも黒を基調とした姿をしていますが、この黒が 彫刻の極彩色を際立たせている結果となっています。
標識は軍配を用いていますが、もとは梵鐘でした。大正時代に曳山を困窮から 出せない時が続き、天下太平を祈って軍配に改めたといわれます。
御神体(この地区では王様と呼ぶ)は三番叟、前には唐子人形が座ります。
彫刻は獅子と仙人で占められ、仙人は鉄拐先生と劉海蟾(前面)、 琴高と黄安(向かって左面)、蕭史(?)と黄初平(向かって右面)、通玄ともう一人 (後面)、鏡板には寿老人が配置されています。また、鏡板と仙人が彫られた欄間の間 には分かりにくいですが飛龍がいます。
彫刻の数は少ないですが、一体一体の存在感があり、じっくり見ていきたい所です。

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