ホーム>装飾彫刻探訪 >福野曳山

福野曳山 浦町・辰巳町(うらまち・たつみまち)

浦町・辰巳町

○データ
・名称:浦町・辰巳町
・創建:文政年間(1818〜1830)か

浦町・辰巳町曳山は最近までいつ頃作られた曳山かが明らかではありませんでした。 最近、彫刻の町である南砺市井波で下絵が発見され、それから考えると文政年間(1818〜1830) に完成したであろうと推測がたちました。
さて、彫刻のみどころは本座(人形)にスサノオノミコトの大蛇退治。人形としての姿は富山県下で唯一。 花傘の上を飾る鉾留の御幣も富山県か唯一のモノです。

朱色の部分の高欄は古い部分を残していると思われ、瓢箪から駒と鉄拐仙人の姿が見え、獅子もいます。 また後屏は唐子と象の彫物、唐子遊びの姿ですが、もともとは彩色がなかったことが最近の修理で判明しています。
腰の部分は4面とも龍。幕は福野曳山唯一のラシャ地のモノです。

装飾配当表

全体 高欄 鉾留 本座 後屏
前後 左右 左面(瓢箪から駒) 右面(鉄拐先生) 御幣 スサノオ 象と唐子
Copy Right©YUHO-KAKU All Rights Reserved.