○データ
・場所:石川県金沢市 小坂神社拝殿
・年代:江戸時代末期か?
・装飾箇所:唐破風 蟇股 木鼻 手挟
〇概要
小坂神社は金沢市でも寺院が集中している卯辰山麓寺院群の近くにあります。
もともとは奈良春日大社の分社としてあったようですが、江戸時代には
金沢五社(金沢城下町で神官しかいない神社のこと、江戸時代までは坊さんが神社にいようと、
神官が寺院にいても不思議ではありませんでした)のひとつとして崇敬を集めました。
明治時代には「春日社」から「小坂神社」と名を変えました。
拝殿の建立年代はわかりませんが、木鼻の獏・獅子、懸魚の鳳凰、唐破風の龍、蟇股に鹿が
それぞれ彫刻されています。