○データ
・場所 石川県金沢市 長田菅原神社拝殿
・年代 寛永20(1643)年 金沢東照宮(現尾崎神社)護摩堂として建立
・明治11(1878)年 現在地へ移築 重要文化財
・装飾箇所 木鼻 蟇股 手挟
長田菅原神社はもと金沢東照宮護摩堂だった建物です。ですから、本来は金沢城の敷地に
あったものなのですが、明治11(1878)年に当地に移築しています。
この建物自身の創建年代は寛永20(1643)年以降となります。
東照宮というとまさに装飾の宝庫。一地方の東照宮の付属建築物ですが、それなりに
彫刻がされており、菊×2、芙蓉×
2、象×2、獏、
雀と山茶花、水鳥(種類
調査中)、鷹と大和松、
水鳥と水葵、鴛鴦と沢潟、
雉に竹と豊富で、いずれも彩色されています。
無論、正面からもですが、向拝を横方向から見ることもお忘れなく。