○データ
・場所:東京都中央区 日本橋
・年代:明治44(1911)年 慶長8(1603)年の初代から数えて19代目
・重要文化財
麒麟 | 獅子 |
日本橋は江戸時代の五街道の起点、江戸の町でも最も賑わうところといわれました。
明治時代までに何度も燃えており、石造の橋になったのは明治時代になってから。
現在は明治44(1911)年に架けられたものが残っており、国の重要文化財に指定
されています。
この日本橋の歩行者道路にいるのが獅子と麒麟です。まるで橋を守る守護獣のように
いますが、明治という時代、しかも首都東京ということもあったのか、不思議な姿をしています。
実際御覧になっていただければと思いますが、歯車を持つ獅子、翼のある麒麟は他に行っても
ない装飾。特に麒麟は翼の外に手足が蹄ではなく鳥のような足になっているなど、従来の
姿を留めつつも、斬新な姿になっています。まるで西洋にあっても違和感のない姿を
御覧ください。