○データ
・場所:石川県金沢市 西養寺鐘楼
・建立年:嘉永4(1851)年 金沢市指定文化財
・装飾箇所:木鼻 欄間部分
西養寺は金沢市でも寺院が集中している卯辰山麓寺院群に位置する寺院です。
江戸時代の寺院制度により、天台宗触頭(ようはその地域の宗派のトップ)
となり、隆盛を極めました。
西養寺の鐘楼は嘉永4(1851)年に建立されたものです。建築自身もすばらしく
(私は門外漢なのでよくわかりませんが)、最近金沢市指定文化財となりました。
装飾は獅子×8、龍と波×2、亀と波×2、麒麟と雲×2、
鳳凰×1(1体欠失)です。
龍、亀、麒麟、鳳凰の4体で四瑞(めでたい動物の中でも特にめでたいもの)を
表しますので、まさにこの組み合わせに当てはまります。
※関連事項: 西養寺聖天堂