○概要
行神台は古くからある屋台と言われますが、今なお装飾彫刻が増え続いています。
祭神は役小角。役小角を祀ることによって町が発展したので、それにあやかって
屋台の祭神にしたと言われます。
装飾彫刻ですが、冒頭にも書きましたように増え続けています。平成12(2000)年に発行された
『高山祭の屋台』の写真を見ると、下段部分はなんの装飾もされていませんが、平成26(2014)年
現在、彫刻で埋め尽くされています。前面には役小角が使役したという前鬼・後鬼、左右には龍、そして
後面には修験道の本尊にして役行者が感得した蔵王権現(管理人が平成23(2011)年に
訪ねたときにはありませんでした)が飾られています。
これらを抜いてしまうと破風の鳳凰しかいなくなるのですが、いまだに進化している屋台、飾るという
本義に叶っていると思います。