高山祭(秋) 神楽台(かぐらたい)
○データ
・名称:神楽台(音楽を司る)
・起源は宝永5(1708)年
・明治37(1904)年現在の姿になる
○写真
:鳳凰
仙人
唐獅子
○概要
神楽台は高山祭で屋台巡幸の先頭を切ることが
慣例となっている屋台です。春秋共に同じ役割を持ちますが、
細部の違いがあり、別物です。
他の屋台と違い、上段には太鼓が載っており、これが神楽台の特徴となっています。
装飾を上から見ていくと、太鼓には鳳凰が乗り、
音の優雅さを演出しているかのよう。
金幣3本は天照大御神、八幡大神、春日明神
を象徴しています。また、太鼓の後部に見える龍頭剣(1対)は巡行における
魔を払う象徴と考えられます。
中段は極彩色の牡丹彫刻、幕には鳩、その間には8人の仙人(名称不明)。柱の
飾金具には獅子が用いられています。
下段周囲には獅子の彫刻がされており、余すところなく飾られています。
秋の高山祭屋台中1,2を争う豪華なものです。