高山祭(秋) 金鳳台(きんぽうたい)
○データ
・名称:金鳳台
・享保3(1718)年に笠鉾として存在という口伝
・天明年間(1781〜89)曳行の記録
・文政2(1819)年改修、嘉永年間(1848〜54)補修
○写真
:神功皇后
武内宿禰
鳳凰
○概要
金鳳台は創建年代が古いものの一つとされ、また、文政時の改修時の姿
をよく残した屋台と言われます。一見地味ですが、その分
洗練された姿と言ってもいいでしょう。
祭神として神功皇后と武内宿禰が祀られています。どちらも甲冑をまとって
おり、神功皇后は弓矢を持ち、武内宿禰は素手ですが何かを抱えているような姿。
神功皇后の子であるである応神天皇を抱えていたのかもしれません。
装飾彫刻は、屋根の上の瓔珞を加えた鳳凰と破風部分とその下の欄間
にあたる牡丹のみ。シンプルです。