○データ
・名称:龍神台(からくり人形)
・文化4(1807)年には存在
・文化12(1815)年改造
・弘化3(1846)年修理
・明治13(1880)年改造
・昭和41(1966)年修理
○写真 龍神(人形)
○概要
龍神台は謡曲「竹生島」のからくりを乗せる屋台で、童子が置いた
壺から龍神が出て舞うというものです。
装飾は龍にちなんだものが多く、上段破風、木鼻、中段欄間には龍の子とされる
飛龍の彫刻が施されています。
中段の柱や下段には龍の彫刻がされています。
また、上段欄間部分には彩色された牡丹の彫刻が施され、華を添えています。
背面見返し幕も龍にちなんだもので、龍の昇天図、もう一点は久邇宮朝彦親王
(1824〜1891)の書で、明治天皇の鳳輦の裂(きれ)を用いて書かれたもの
です。
主役はあくまでもからくり人形ですが、それを演出する装飾にも一見の価値がある
屋台です。