○データ
・名称:石橋台(からくり人形の題材)
・創建は宝暦か天明か
・現在の屋台は文久3(1863)年起工、慶応元(1863)年
完成
○概要
石橋台は創建当初から「石橋」のからくり人形があったのでその名で呼ばれています。
ここにいう「石橋」は長唄で、美女が踊っているうちに獅子に変化し、
またもとの美女の姿に戻って踊り納める、という内容です。
ところが風紀上宜しからず
という理由で明治25(1892)年廃止、復活したのは昭和59(1984)年
のこと。
装飾は屋根の上に1対の鳳凰が飾られ、破風や上段・中段欄間には彩色された牡丹
の彫刻が施されています。
中段の木鼻には金物を加えた素木の獅子が施され、高欄には素木の龍。
また、高欄の柱には鳳凰が房をくわえて飾られています。
下段は素木の獅子彫刻が廻らされており、石橋台の名を高めています。
屋台自身は他のモノに比べて成立が新しいですが、その分洗練さがあり、
またからくり人形の美しさは他の屋台にないものがあります。