白山中居神社
○データ
・場所:岐阜県郡上市 白山中居神社本殿
・年代:安政3(1856)年
・岐阜県指定重要文化財
白山中居神社は白山信仰の重要拠点の一つで、美濃禅定道の経路上にあります。
小さな神社ですが、様々な崇敬を集めていました。
現在の本殿は安政3年、永平寺大工によるものですが、彫刻は永平寺大工、
井波大工、そして立川和四郎富昌、昌敬による合作であり、特に正面蟇股の粟穂に鶉は
富昌畢生の作と言われています。
他にも海老虹梁の龍はこのあたりではなかなか見られないものであり、小さな本殿で
ありながら、彫刻が凝縮されている好例です。