葦(あし・よし)
○撮影場所:栃木県日光市 日光東照宮廻廊
葦は水鳥と配されるパターンがほとんど。
■概要
イネ科ヨシ属の多年草。
日本では古くから群生していたようで、古名を「葦原の中つ国」というほどである。
「あし」が「悪し」に通じるので、「よし」と呼ばれる。標準和名も「よし」である。
湿地帯に生える植物なので、装飾彫刻では水鳥と配されるのがほとんどである。
■特徴
・穂が扁平である(稲や粟の穂のかたちと明らかに違う)
・水もしくは水鳥との組み合わせ
出典・参考
・高藤晴俊『図説社寺建築の彫刻』
・『日本・中国の文様事典』