この書は保、壽(寿)、傳(伝)、福の字を周時銘鼎篆という形で書いてあるものです。 籀書に似た形です。 同時期のものでしょうか。 『篆隷文体』によると、小篆をかたどったものとあります。 この題からいくと、周王朝のときに作られた鼎(かなえ)に鋳込まれたもの と解することができます。