雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた―

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東大寺 二月堂近く道標(奈良県奈良市)

東大寺正倉院

○データ
・書:左 大佛殿道
・年代:昭和15(1940)年
・裏面に二月堂朝参講による紀元2600年事業で立てられたことが刻まれている

○みどころ
硬いまでの徹底した楷書、といいたいところですが、終筆の甘さが 横画から若干窺えます。また、「左」の字の1画目などはやけに右上がりの横画。横画は 右上がりになるものですが、ここまで上がると目立ちます(「佛」の字と比べると良いかもしれません)。
矢印のリアルさにも注目です。

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