雄峯閣

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神武東征（神武天皇【じんむてんのう】）

○撮影場所：愛知県蒲郡市　三谷祭上区山車
○制作年代：昭和１０（１９３５）年
神武天皇が装飾彫刻に使われるのは、ほとんどこの場面だろう。
但し、八咫烏と金鵄が混合している場合が多い。

■物語
後に神武天皇として即位するカムヤマトイワレヒコは九州の日向から東征を図る。
紀州熊野から大和国に攻める時に道案内をしたのが八咫烏であり、またナガスネヒコ 討伐の時に不利な情勢を打開したのが金鵄である。八咫烏は太陽の象徴とされ、金鵄は明治以降、 建国の代名詞とされた。

出典

・『日本書記』巻第三（坂本太郎他　校注『日本書紀』一　岩波文庫）
天照大神、天皇に訓へまつりて曰はく、「朕今頭八咫烏を遣す。以て郷導としたまへ」と のたまふ。
・関連：日本神話

・『日本書記』巻第三（坂本太郎他　校注『日本書紀』一　岩波文庫）
乃ち金色の霊しき鵄有りて、飛び来りて皇弓の弭に止れり。其の鵄光り曄�Uきて、状 流電の如し。