○撮影場所:
岐阜県高山市 高山祭(春)三番叟(からくり人形)
○制作年代:大正5(1916)年
■特徴
・鈴と扇を持つ
・面は黒い(つける前は人の顔)
○出典:謡曲『翁』
・関連:能の人物
■概要
能「翁」の最後に演じられるもので、正月やめでたい席に欠かせない
演目。また、民俗芸能でもこの演目は見受けられ、歌舞伎ではこの
三番叟を主役にした『寿式三番叟』というモノもある。
「翁」では最初は素面(素顔)で登場して舞うが、途中から黒式尉
(こくしきじょう)の面をつけ、再び舞う。
・謡曲「翁」(野上豊一郎編『解註謡曲全集1』)
今日の御祈祷を千秋万歳めでたきやうに、舞うておりそへ色の黒い尉殿。
・関連:能の人物