○データ
・名称:三番叟(からくり人形から)
・宝暦年間(1751〜1763)創建
・天保8(1837)年現在の形になる
・大正7(1918)、昭和41(1966)年修理
○概要
三番叟は神楽台に続き巡行する屋台です。
創建当初は恩雀(おんじゃく)と呼ばれ、
天明年間(1781〜1789)には翁人形を乗せたこと
から翁台と呼ばれていました。
三番叟人形に替えたのが文化年間(1804〜1818)で、以降三番叟と呼ばれる
ようになりました。
装飾は極めて簡素で、上段の屋根に飛龍が1対、屋根中央に宝玉が乗ります。
破風部分には龍(彩色あり)、中段の欄干には波が素木で彫刻されています。
背面の見返し幕には寿の字を書いた軸が掛けられています。
派手さはないのですが、屋台の原型を見るには格好のモノでは
ないかと思います。