○撮影場所:京都市中京区 二条城唐門
○制作年代:寛永3(1626)年
羽の色は青、牡丹の花との組み合わせで、華麗な姿が引き立つ。
武家の装飾には不釣合いかもしれないが・・・。
■概要
昆虫綱鱗翅目に属する昆虫の一部の呼び名。
その美しさは洋の東西問わず愛され、装飾に使われている。
■特徴
◎実際と姿は同じ
・色は多種多様
・黒い筋などが入ると揚羽蝶
・組み合わせ:牡丹 猫
・蝶の姿:蝶百態
※参考図版:揚羽蝶(家紋)
■来歴
文様では比較的早く用いられ、有職文様では蝶を用いた優雅なものが
多く見られる。
後には蝶と猫と牡丹というように、主役ではないが装飾としての位置は確保している。
■意味
死者の魂をあらわすといわれる。
・高藤晴俊『図説社寺建築の彫刻』
・『日本・中国の文様事典』