ホーム>装飾彫刻探訪 >氷見祇園祭

氷見祇園祭

氷見祇園祭

○データ
・開催日:7月13日(宵祭) 7月14日(曳山巡行)
・場所:富山県氷見市街
・年代:文政12(1829)年頃には存在か?
・台数:5本(左から南中町御座町南上町上伊勢町地蔵町

装飾比較表はこちら  曳山のパーツ名はこちら

氷見祇園祭は他の富山県下の曳山祭とは異質で、夏祭りとして行なわれ、趣意も 疫病退散が謳われています。ただ、京都の祇園祭も夏祭りですし、疫病退散が一番の 願いですから、あながちおかしいことではないでしょう。
もともとは10本あったといわれる曳山ですが、度重なる火災によって失われ、 今は復興したものを含めて5本が巡行します。
曳山の姿ですが、基本は高岡御車山や新湊曳山を踏襲しているものの、 花飾りが一切ないもの、花飾りを支える柱が以上に短いもの(電線対策で切ったらしい) などさまざまで、統一感が見えないところが惜しまれるところです。
比較的新しい曳山が多い(一番新しいのは昭和51〔1976〕年)のも、氷見 祇園祭の特徴といえるかもしれません。

Copy Right©YUHO-KAKU All Rights Reserved.